薬剤科は、薬剤師3名と薬剤助手1名で活動しています。薬剤科というと外来受診患者のお薬を作る「調剤」のイメージが強いですが、その他にもさまざまな業務を行っており、診療科、看護科をはじめ、多部門と連携しています。

 

その中から3つ紹介したいと思います。

病棟薬剤業務

　病棟薬剤業務では、入院患者さんの持参薬チェックから薬の投与計画等に至るまで薬剤師が携わります。薬剤管理指導とともに病棟薬剤業務を行い、医療の質の向上に貢献したいと考えています。

医薬品情報(ＤＩ＝ドラッグインフォメーション)室

　次に医薬品情報室について紹介します。東和病院では約500品目の医薬品を採用しています。医薬品を安全に正しく使用するために不可欠な薬の情報を発信しているのが医薬品情報室です。

　医薬品情報室では、患者さんへのお薬の説明だけでなく、新しく採用になった医薬品の情報や、医薬品・医療機器等の安全性情報、特別な操作が必要な医薬品等についての情報を迅速に医療スタッフに提供することで医薬品の安全・適正使用に努めています。

薬品管理業務

　薬剤科では院内すべての医薬品について、在庫数の管理はもちろんのこと、有効期限や保管状況の確認を行なっています。また、後発医薬品の導入により薬品購入費の縮減を行い、病院経営にも貢献しています。

 

　最後に、東和病院では原則院外処方箋を発行しています。院外処方箋には、 （１）より質の高い医療サービスの提供 （２）高齢化社会に向けてより安全な薬の利用 （３）医療費の適正化 といったメリットがあります。

　また、当院では電子処方箋にも対応しています。 電子処方箋とは、これまで紙で発行していた処方箋を電子化したものです。 　医療機関で患者さんが電子処方箋を選択し、医師・歯科医師・薬剤師が患者さんの薬剤情報を参照することに対して同意することで、複数の医療機関・薬局にまたがる薬剤情報を医師・歯科医師・薬剤師に共有することができるようになります。このことにより、今回処方・調剤する薬と飲み合わせの悪い薬を使用していないか、などを確認できるようになり、正確な薬剤情報に基づいて医療を受けられるようになります。

【電子処方箋ご利用の流れ】 出典：厚生労働省ホームページhttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/denshishohousen_kokumin.html